(1か月単位の)変形労働時間制の給与計算で、最初に抑えるポイントは、所定労働時間と法定労働時間です。
所定労働時間とは、通常、就業規則で定められています。
例えば、「勤務」のなかに、
<○○部門の△△業務に従事する者>
1  毎月1日を起算日とする1ヶ月単位の変形労働時間制を採用し、週の所定労働時間は、1ヶ月を平均して40時間以内とする。
2 1日の所定労働時間は7時間45分とする。
3  各日の始業・終業時刻および休憩時間は、下記のとおりとする。ただし、業務の都合その他やむを得ない事情により、これらを繰り上げ、または繰り下げることがある。

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と、規定されているとします。
ここでは、1日あたりの所定労働時間は7時間45分としています。従って、月の実労働日数が22日とすると
その月の所定労働時間は、7時間45分×22日=170時間30分 となります。
一方、法定労働時間を週当たり40時間とし、その月の暦日数が31日とすると、
その月の法定労働時間は、40時間÷7日×31日=約177時間9分、となります。

給与計算を正しく行うには、この所定労働時間、法定労働時間、そして実労働時間を、日毎・週毎・月毎に把握していなければ、正しい給与計算を行うことはできません。